なかなかよくできたお話・・・ではありますが、オタクの底力?本当にそこまでのこと素人ができるのかなぁ?!

 

地下アイドルの女の子がが殺された。

主人公の市職員、家出した恋人を探しているという一本の電話がかかってきて、男の誘導によって個人情報を漏らしてしまう形となった。

そのあとに起きた殺人事件、そう殺された彼女こそ家出した恋人という女性であった。

その数日後、ご丁寧に市職員女性にお礼の電話がかかってきて、市職員の女は追いつめられる。

情報が週刊誌にリークされ、彼女は職場にいられなくなった。

 

そして数年後、彼女のもとに男がやってくる。

殺された地下アイドルのファンであるその男、事件を自分なりに調べたと、その真相を喫茶店(市職員女が今働いている職場)で披露すると・・・・

 

喫茶店に呼ばれたその当時の刑事、オタクの4人が執念の捜査劇を聞くと誤認逮捕、そして真犯人が!

・・・というストーリー展開で、実際そんな執念の捜査劇はできないと思われるけどなかなかよくできたお話で、一気読みしました。

 

地下アイドル殺人が、実はその数年前の事件から発生しており、意図的に選ばれた人間が貶められているという。

そして真犯人まであぶりだし、逮捕にこぎつけるという、素人オタクがここまでできるかね??といいたくなるのはやまやまだけれども、無事真犯人も逮捕でき、真相がしっかりでたことはよかった。

小さな要因ではあるけれども、そこを突き詰めるのが捜査において大事であるという点に尽きる!

 

とはいえ、あの大震災も絡んでくる事件なわけで・・・・あの瞬間に犯罪を犯した人の中には、まぬがれた人もいるんじゃないかなとおもってしまったのは、ある意味怖いところだね。